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人類は1969年に月に着陸した。アポロ11号ニール・アームストロング船長の有名な一言「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ」とともに月面に足跡が残される。その後、1972年のアポロ17号のジーン・サーナン、ジャック・シュミット以来、30年以上も月面には誰も降り立っていない。月面に降り立った宇宙飛行士は11号、12号、14号、15号、16号、17号にそれぞれふたりずつだったため、全部で12名いた。しかし、この本が書かれた2005年当時で生きている「ムーン・ウォーカー」は9名になってしまった。アンドリュー・スミスはアポロ計画に携わっていた人たち、特にムーンウォーカーにインタビューをしていくことを思い立つ。青少年時代、彼らはヒーローだった。しかし、いまでは月に着陸したのは国家的陰謀で、実際には誰も月に行ってないのだろうと罵詈雑言を浴びせかけられるまでになってしまった。ヒーローだった彼らは、本当はどんな人たちなのだろう? ご購入はこちら。上巻 下巻 | |
マイクル・クライトンの新作はナノマシンについての物語。優秀なブログラマーであったジャックが失業し主夫をしている。妻はかつて勤めていた会社の取引先でナノマシンの開発をしている。はじめのうちジャックの情けない主夫生活の描写で始まり、しだいに妻の様子がおかしくなっていく。ジャックは妻が浮気をしているのではないかと疑う。時を同じくして以前開発したプログラムがナノマシンに転用されたことを知り、妻が研究開発に携わっていたナノマシンの開発工場に行くことになる。ご購入はこちら。 | |
911をきっかけにイタリアのジャーナリスト、ティツィアーノ・テルツァーニがその死を目前に取材へと旅立つ。取材先からの熱い手紙。この本は世界各国で出版されたが、アメリカとイギリスからだけは出版されなかった。この本の影響力はきっと大きいだろう。 「反戦の手紙」ご購読の方はこちらからどうぞ。 | |
おじの出版パーティーでこの本の著者である端田さんがいらしていてたまたまお話をしました。「アイルランドで飲んだギネスが忘れられない」と言ったら、ギネスビールの話がどっとあふれ出した。それもそのはず、端田さんはサッポロビールがギネスの輸入権を取ったときにその担当をしてらしたそうです。現在はサッポロビールのコーポレートコミュニケーション部長兼恵比寿麦酒記念館館長をしていらっしゃいます。にこにこしながらいろんな話をしていただきましたが、その同じ調子でこの本は書かれています。「世の中にはもっと役に立つ本がいっぱいあります」と書き出され、ビールを飲みながらふーんとか、へーとかいいながら読むのにとてもいい本です。読む楽しさを味わって、あとで何も残らない、ビールのような本です。ビアホールは日本人が作っただとか、ビールのポスターはこんな風にしてできたとか、昔のビールは栄養剤だったとか、「我が輩は猫である」の猫はどの程度酔って溺れたのかだとか、なぜギネスブックができたのかだとか・・・。ジョッキを片手に読んでみてはいかがですか。 | |
1990年、セナとプロストがスタート直後に第一コーナーへ突っ込んでいった事件が私のF1最初の観戦体験だった。当時はイベントの手伝いでF1の裏側に触れていたが、杳として全容は見えず、この巡業集団がいったいどのように運営されているのかまったく把握できなかった。FIAという組織が運営していると聞いてはいたが、FIAの人には一度も会ったことがなかった。ピットの内側では人は様々な階層に色分けされ、どこまで入っていいかが細かく決められていた。そのような線引きをしているのがいったい誰なのか、まったくわからない。その状況をただ受け入れるしかないといった状態。たとえば当時のF3000なんかだと、あの人に頼めばこんなことが可能になるなんてことがうっすらとわかるのだが、F1はそのようなことがまったくわからない。こうと決められたことはそのままその通りにやるしかなかった。なぜF1はかくも秘密だらけなのか、その理由がなんとなくわかった。F1を牛耳るバーニー・エクレストン氏が毎年関係者に配るクリスマスカードが微笑ましかった。この本はF1好きが今年読むことに意味がある。 | |